教室長に聞く「子どもの悩みを聞くときに気をつけるべきこと」

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夏休みに一生懸命やっても成績が上がらない!

夏期講習で生徒から身も蓋もない言葉からスタートしました。そうです、みんな一生懸命やるので、相対的にみたら成績などは簡単には上がらないのです。 相当一生懸命やらないといけない、必死にやらないといけない。

でも、それでもまだ、成績が上がらないかもしれない。 なんでやってるのに上がらない!って思って焦るのが一番いけないんです。

そこで、次に「焦らない考え方」について具体的にご説明いたします。

 

絶対的に成長している部分に注目しよう!

相対的にみたら上がらないけれど、絶対的にみたら、できないことができるようになることが、山ほど出てくるはずです。

そう…、そこが大事なんです。 

「どうせ無理やな…」「やっても一緒…」って言って諦める生徒が、秋になるとたくさん出てきます。 そんな自立できない生徒は、決して将来の夢を叶えることはできません。いつかくるチャンスに対して、構えることができていないからです。

今はまだ結果が出ていないかもしれないけれど、そんなときは、植物に例えるならば、根っこを強くしていると思えばいいんです。 一般的に保護者の方やお友達、学校の先生方は、芽が出て、成長している部分にしか注目しません。

だって、根っこは見えないんですから当然です。 いやー、あなたいい根っこ持ってますね! なんて言ってくれないんですよね。

でも、そういう時期にこそ自主的に勉強を進めて、きちんと太い根っこを張り巡らせておけば、急激な伸びに対応することができるんです。

だから焦らなくていいよ。

あなたがやったことは、きちんと身についているからねと、うんと褒めてあげましょう。

 

■ひとことアドバイス

アンケートで生徒さんが保護者の方に言われて一番嫌だった言葉で一番多かったのは、

「落ちるわよ」

だったそうです。究極のネガティブワードですね。 勉強しないと落ちるわよ、ではなく、勉強すると合格するよ、 と優しく声をかけてあげましょう。解しようとする姿勢を持つことが大事ですね。

志文舎に寄せられる「よくある質問」を読む

 

大事なのは、きちんとやったことを身につけるまで徹底してやること

たとえば、計算ミスをしたとします。

「 約分を忘れただけやから、まぁいいか。正解にして次、気をつけよう」 とするのか、

約分を忘れただけでも受験やったら間違いやから、すぐにやり直そう」 とするのか。 

わからない言葉が出てきたときに、 「とりあえず答え写して覚えよう」 とするのか。

「この言葉の意味は意味なんやろうか、すぐに辞書で調べておこう」 と考えるのか、

ちょっとした差なんですよ。取るに足らない差なんですよ。

でも、その積み重ねが、大きな差になっていくと思っています。 本気で合格したい、と思うなら、私はこの自分への甘さを捨てることだと思っています。 人間は誰でも自分に甘いです。ストイックって、とても難しいです。そこでいつでもこの言葉(A・B・C)を思い出してください。

A:あたりまえのことを

B:バカになって

C:ちゃんとできる

そういう人になって欲しいなと思います。自分に負けない強さを持つこと。当たり前のことをきちんとやる人間ほど強い人間はいません。

そういう夏にしましょう。

 

おまけ

★2人の生徒さんが、素晴らしい自主勉ノートを作っているので、紹介しておきます。こういう勉強ができるようになればいいですね(^^♪

志文舎通信自主ノート 志文舎通信自主ノート

志文舎通信01より

 

志文舎の夏期講習